【消費者庁も注意喚起】サウナ事故は防げる！安全な入り方とヤバい危険を徹底解説｜体調に合わせて無理なく楽しむ
近年、空前のサウナブーム！ 「サ活」という言葉も生まれ、多くの人がサウナで汗を流し、「整う」ことで心身のリフレッシュを図っていますよね。サウナには、血行促進や疲労回復、ストレス解消など、様々な健康効果が期待できると言われています。
しかし、その一方で、サウナ浴中には思わぬ事故や体調不良のリスクも潜んでいることをご存知でしょうか？ 実は、消費者庁からもサウナ浴に関する事故への注意喚起が行われています。
「え、サウナって危ないの…？」と不安になった人もいるかもしれません。ですが、正しい知識を持って、自分の体調に合わせて無理なく利用すれば、サウナは安全で心地よい時間を与えてくれます。
この記事では、サウナ浴で起こりうる事故や体調不良のリスク、特に注意が必要な「ヤバい危険」について詳しく解説します。さらに、サウナを安全に楽しむための具体的な「正しい入り方」をステップごとにご紹介。体調に合わせて無理なくサウナを満喫するためのコツもお伝えします。
この記事を読んで、あなたのサウナライフが、事故とは無縁の、安全で心身ともに「整う」素晴らしい時間になることを願っています！
消費者庁も注意喚起！ サウナ浴で起こりうる事故や体調不良のリスク
消費者庁から注意喚起が出ているように、サウナ浴中にはいくつかの事故や体調不良のリスクが存在します。主なものを知っておきましょう。
- 熱中症・脱水症状: サウナ室の高温環境と大量の発汗により、体内の水分や塩分が急速に失われます。水分補給が不十分だと、めまい、立ちくらみ、吐き気、頭痛などの熱中症や脱水症状を引き起こす可能性があります。
- 意識障害・失神: 血圧の急激な変動（特に高温のサウナから冷たい水風呂への移動時）や脱水が原因で、一時的に意識を失ってしまうことがあります。浴室内や水風呂での失神は、転倒や溺水といった非常に危険な二次的な事故に繋がる可能性があります。
- 心臓や血管への負担: 高温の環境で血管が拡張し、その後の水風呂で血管が収縮するという急激な温度変化は、血圧を大きく変動させます。健康な人でも体に負担がかかりますが、特に心臓病や高血圧などの持病がある方にとっては、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な事故のリスクを高める可能性があります。
- 転倒: サウナ後のめまいやふらつき、あるいは浴室内や脱衣所の床が滑りやすいことなどが原因で、転倒事故が起こりやすくなります。打ち身や骨折などの怪我に繋がる可能性があります。
- 低温やけど: サウナストーブのガードや、長時間の利用で熱くなった座面などに体が触れることで、低温やけどを負う可能性があります。
これらの事故や体調不良は、誰にでも起こりうる可能性があることを認識しておくことが大切です。
「ヤバい危険」を知っておこう！ こんな時はサウナ利用を避けよう
サウナは健康効果が期待できる一方で、体の状態によってはかえって危険を伴う場合があります。特に以下の状況でのサウナ利用は、事故のリスクを格段に高める「ヤバい危険」行為です。絶対に避けましょう。
- 体調が悪い時: 風邪気味、発熱、下痢、二日酔い、睡眠不足、疲労感が強いなど、普段と体調が違う時は、無理せずサウナ利用はやめましょう。体調が回復してから安全に利用してください。
- 飲酒後: アルコールは利尿作用があり脱水を招きやすく、さらに血圧を変動させる作用もあります。飲酒後のサウナ利用は、脱水症状や意識障害、心臓発作などのリスクを非常に高めます。サウナとお酒は絶対にセットにしないでください。
- 食事直後や空腹時: 食事の直後は消化にエネルギーが使われており、空腹時は血糖値が下がっている状態です。どちらの場合も体に負担がかかりやすいため、避けた方が良いでしょう。食事から1時間〜1時間半程度空けてから利用するのがおすすめです。
- 激しい運動の直後: 激しい運動で疲弊している体に、さらにサウナで負担をかけるのは危険です。十分に休息をとってから利用しましょう。
- 持病がある場合: 心臓病、高血圧、糖尿病、呼吸器系の疾患、てんかんなどの持病がある方は、サウナ利用の前に必ず医師に相談し、許可を得てください。自己判断での利用は非常に危険です。
- 高齢者: 高齢になると、体温調節機能が低下したり、体力や筋力が低下したりするため、サウナ浴が体に大きな負担となることがあります。特に注意が必要です。
- 妊娠中: 妊娠中は体に負担がかかりやすく、脱水なども胎児に影響する可能性があります。サウナ浴は避けるべきです。
これらの「ヤバい危険」な状況でのサウナ利用は、命に関わる事故に繋がる可能性もゼロではありません。自分の体を過信せず、少しでも不安がある場合は利用を控えましょう。
サウナを安全に楽しむための「正しい入り方」ガイド
安全に、そして心地よく「整う」ために、サウナの正しい入り方を知っておきましょう。以下のステップを参考に、あなた自身の体調に合わせて無理なく実践してくださいね。
ステップ1：サウナ室に入る前の準備が肝心！
- しっかり水分補給: サウナ室に入る前に、ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどをコップ1～2杯程度、十分に飲みましょう。発汗で失われる水分を補給しておくことが脱水症状の予防に繋がります。
- 体を洗って清潔に: 浴槽に入る前に体を洗うのはもちろん、サウナに入る前にも体を洗って清潔にしましょう。
- 体の水分をしっかり拭く: タオルで体の水分をしっかり拭いてからサウナ室に入ると、発汗しやすくなります。
- かけ湯などで体を慣らす: 急激な温度変化は体に負担をかけます。かけ湯などで体を温めてからサウナ室に入ると、体が温度に慣れやすくなります。
- アクセサリー類を外す: ネックレスやピアスなどの金属類は、サウナ室の熱で高温になり、やけどの原因になることがあります。全て外してから入りましょう。
ステップ2：サウナ室では「無理しない」が鉄則！
- 短い時間から始める: サウナに慣れていない人や、久しぶりに利用する人は、無理せず短い時間（5分〜10分程度）から始めましょう。
- 体調に合わせて座る場所を選ぶ: サウナ室は、一般的に上の段に行くほど温度が高くなります。体調や好みに合わせて、自分が心地よく過ごせる段に座りましょう。
- 苦しくなったらすぐにサウナ室から出る勇気を持つ: 「もう少し頑張ろう」は禁物です。少しでも息苦しさやめまい、吐き気などを感じたら、すぐにサウナ室から出て休憩しましょう。我慢は禁物です。
- 静かに利用する: サウナ室はリラックスする場所です。大声で話したり、騒いだりせず、静かに利用しましょう。
- タオルなどで体を覆う: 直接座面に触れるのが気になる場合は、タオルなどを敷いて座ると良いでしょう。
ステップ3：水風呂は体を慣らしてから、無理なく！
- かけ水（汗を流す）をしっかり行う: サウナ室から出たら、シャワーなどで体の汗をしっかり洗い流してから水風呂に入りましょう。
- 急に浸からず、手足から徐々に体を慣らす: 冷たい水に急に浸かると、体がびっくりしてしまいます。手足から徐々に水をかけたり、足だけ浸かったりして、体を慣らしてからゆっくりと浸かりましょう。
- 無理せず、短い時間にする: 水風呂に浸かる時間も、無理のない範囲で短い時間（1分〜2分程度）にしましょう。冷たいのが苦手な場合は、無理に浸かる必要はありません。
- 頭まで浸かるのは避ける: 冷たい水に頭まで浸かると、脳への血流が急激に変化し、体に大きな負担がかかる可能性があります。頭まで浸かるのは避けた方が良いでしょう。
- 体調が優れない時は水風呂を避ける: 体調が万全でない時は、無理に水風呂に入る必要はありません。シャワーで汗を流すだけでも十分です。
ステップ4：休憩（外気浴）で心身をクールダウン！
- サウナと水風呂の後は必ず休憩を: サウナと水風呂で体温や血圧、心拍数が大きく変動しています。屋外や浴場内の椅子に座るなどして、心身を落ち着かせるための休憩を必ず取りましょう。この時間が「整う」ための大切な時間です。
- リラックスできる体勢で: 服装や体勢を整え、ゆったりとリラックスできる姿勢で休憩しましょう。目を閉じて、深呼吸するのもおすすめです。
- 体調が整うまで無理せず休憩をとる: 体が落ち着くまで、無理せず十分に休憩時間をとりましょう。めまいやふらつきが残っている場合は、完全に回復するまで休憩することが大切です。
ステップ5：サウナ浴後は、体のケアを忘れずに！
- 再度、十分な水分補給を行う: サウナ浴後も、体から水分が失われています。休憩後にもしっかりと水分補給を行いましょう。
- 急に立ち上がったりせず、ゆっくり行動する: サウナ後は血圧が変動しやすいため、急に立ち上がったり、急な動きをしたりすると、めまいや立ちくらみを起こす可能性があります。ゆっくりと行動しましょう。
- 無理せず体を休める: サウナ浴は体に良い刺激を与えますが、同時に体力も消耗します。サウナ浴後は無理せず、ゆっくりと体を休めましょう。
体調に合わせて「無理なく」楽しむためのコツ
サウナを安全に、そして長く楽しむためには、「体調に合わせて無理なく」という意識が最も大切です。
- その日の体調に正直に: 毎日同じ入り方をする必要はありません。その日の気分や体調に合わせて、サウナに入る時間やセット数、水風呂の時間を調整しましょう。少しでも「いつもと違うな」「今日はなんだか疲れているな」と感じたら、サウナの利用時間を短くしたり、セット数を減らしたり、あるいは思い切ってサウナ利用をやめるという判断も大切です。
- 周りの人に合わせない: 友達や知人と一緒にサウナを利用する際も、周りの人の入り方に合わせる必要はありません。「〇〇分入っているから自分も」ではなく、あくまで自分の体の声を聞き、無理のない範囲で利用しましょう。
- 「整う」ことにこだわりすぎない: 「整わなきゃ！」と意識しすぎると、かえって体に負担をかけてしまうことがあります。「整う」感覚は人それぞれですし、その日の体調によっても異なります。無理に「整おう」とせず、リラックスして心地よく過ごすことを一番の目的にしましょう。
- サウナ後の体の変化に注意: サウナ浴後にめまいが続いたり、気分が悪くなったりする場合は、無理をしすぎたサインかもしれません。自分の体の状態をよく観察し、次回のサウナ利用の参考にしましょう。
高齢者や持病のある方のサウナ利用について
高齢の方や、心臓病、高血圧、糖尿病などの持病がある方がサウナを利用する場合は、特に慎重な判断と準備が必要です。
- 必ず事前に医師に相談する: サウナ利用が可能かどうか、また利用する際の注意点について、必ず事前にかかりつけの医師に相談し、許可を得てください。
- 短時間で、無理のない範囲で: 医師の許可が得られた場合でも、健康な人と比べて体に負担がかかりやすいため、短時間で、無理のない範囲で利用しましょう。
- 一人で利用せず、誰かと一緒に行く: 万が一の事態に備えて、一人でサウナを利用するのは避け、家族や友人など、誰かと一緒に行くようにしましょう。
- サウナ室の温度が比較的低いものを選ぶ: 温度の高いドライサウナよりも、比較的温度が低いミストサウナなどを選ぶ方が体に負担がかかりにくい場合があります。
- 体調が少しでも優れない場合は利用しない: 少しでも体調に不安がある場合は、無理せず利用を控えましょう。
まとめ：安全第一で、心地よいサウナ時間を満喫しよう！
サウナは、私たちの心と体に素晴らしい効果をもたらしてくれる魅力的な存在です。しかし、その一方で、誤った利用は思わぬ事故に繋がる危険性があることも事実です。
消費者庁も注意喚起を行っている事実を知り、この記事でご紹介した安全な入り方や注意点を実践することで、これらのリスクを大きく減らすことができます。
あなたの体調に合わせて無理なく、快適にサウナを楽しむこと。それが、サウナを長く、安全に、そして心身ともに豊かにするための何よりの秘訣です。
安全第一で、心地よいサウナ時間を満喫してくださいね！