「機能性表示食品」って何?わかりやすく解説!
「機能性表示食品」という言葉、最近よく耳にするけれど、具体的にどんなものかご存知ですか?健康に気をつけたいけれど、一体どう選べばいいの?そんな疑問をお持ちの方のために、今回は「機能性表示食品」について、わかりやすく、そして安心して活用するためのポイントをご紹介します。
機能性表示食品ってどんな食品?
「機能性表示食品」とは、その名の通り、食品の持つ「機能性」をパッケージに表示できる食品のことです。例えば、「おなかの調子を整える」「脂肪の吸収をおだやかにする」といった、健康の維持や増進に役立つ特定の目的が期待できることを表示しています。
大切なポイントは、この表示が「事業者の責任」のもとに行われているということです。国が一つひとつ審査するのではなく、事業者が科学的な根拠(論文など)に基づいて、その食品の安全性や機能性を消費者庁に届け出ています。
特定保健用食品(トクホ)とは違うの?
よく似た言葉に「特定保健用食品(トクホ)」がありますが、この二つには大きな違いがあります。
- 機能性表示食品: 事業者の責任で、科学的根拠に基づき機能性を表示し、販売前に消費者庁に届け出たもの。国による個別の審査はありません。
- 特定保健用食品(トクホ): 国が個別で審査を行い、その機能性や安全性を許可したもの。
つまり、「機能性表示食品」は、国の定めるルールに沿って、事業者が自らの責任で情報を公開している食品なんですね。
機能性表示食品を上手に活用するポイント
「機能性表示食品」は、私たちの健康をサポートしてくれる心強い味方ですが、より効果的に、そして安全に活用するためにはいくつかのポイントがあります。
1. まずは「バランスの取れた食生活」が基本!
どんなに素晴らしい機能性表示食品でも、私たちの体の基本となるのは日々の食事です。主食、主菜、副菜をしっかり摂って、バランスの取れた食生活を送ることが何よりも大切。機能性表示食品は、あくまでも日々の食事を補うものとして取り入れるようにしましょう。
2. 「たくさん摂れば効果もアップ」ではない!
「体に良いものならたくさん摂った方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。機能性表示食品は、パッケージに「一日当たりの摂取目安量」が記載されています。これを守って摂ることが重要です。過剰な摂取は、かえって健康に害を及ぼす可能性もありますので、注意書きをしっかり確認してくださいね。
3. パッケージの情報をしっかり確認しよう!
商品パッケージには、その食品に関する大切な情報がたくさん詰まっています。「摂取の方法」や「摂取する上での注意事項」、アレルギー物質などが表示されていますので、購入前、摂取前に必ず目を通しましょう。
4. 体調に異変を感じたらすぐに中止を!
万が一、機能性表示食品を摂取して体調に異変を感じた場合は、すぐに摂取を中止し、必要であれば医師に相談してください。パッケージには事業者の連絡先も記載されていますので、そちらに連絡することも大切です。
まとめ
「機能性表示食品」は、日々の食生活にプラスすることで、私たちの健康維持や増進に役立つ可能性を秘めた食品です。正しく理解し、賢く活用することで、より健康的で充実した毎日を送る手助けとなるでしょう。