洗っても髪がベタつく…その悩み、解決します!美容師が教える「ベタつき髪」対処法
シャンプーしたばかりなのに、なんだか髪の毛がベタつく…夕方にはもうぺったりして、セットも決まらない…。そんな髪の毛のベタつきに悩んでいる方、意外と多いのではないでしょうか?「ちゃんと洗っているはずなのに、どうして?」と、途方に暮れてしまいますよね。
実はそのベタつき、日々のヘアケアや生活習慣に原因があるかもしれません。今回は、髪のベタつきに悩む皆さんへ、美容師さんが教えてくれる具体的な対処法と改善策を徹底解説します!正しいケアで、サラサラで健やかな髪を取り戻しましょう!
髪がベタつく主な原因はこれだった!
「洗っているのにベタつく」と感じるのには、いくつかの原因が考えられます。自分の当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
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頭皮の過剰な皮脂分泌:
- ストレス、食生活の乱れ(脂質の多い食事)、睡眠不足などが原因で、頭皮の皮脂腺が活発になりすぎることがあります。
- シャンプーのしすぎや、洗浄力の強すぎるシャンプーの使用も、頭皮を乾燥させ、かえって皮脂の過剰分泌を招くことがあります。
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シャンプーやコンディショナーのすすぎ残し:
- これが意外と多い原因です。特に生え際や耳の後ろなど、すすぎ残ししやすい部分は注意が必要です。残った成分が頭皮や髪に付着し、ベタつきやフケの原因になります。
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間違ったシャンプーの仕方:
- ゴシゴシ洗いすぎたり、爪を立てて洗ったりすると、頭皮を傷つけ、バリア機能を低下させてしまいます。これも皮脂の過剰分泌に繋がることがあります。
- 逆に、頭皮をしっかり洗えておらず、汚れや皮脂が残っている場合もベタつきの原因に。
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ドライヤーでの乾燥不足:
- 髪や頭皮が完全に乾いていないと、雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイやベタつきの原因となることがあります。
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アウトバストリートメントやスタイリング剤のつけすぎ:
- 洗い流さないトリートメントやヘアオイル、ワックスなどをつけすぎると、髪が重くなりベタついた印象になります。特に根元へのつけすぎは注意が必要です。
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合わないシャンプー・ヘアケア製品の使用:
- 自分の頭皮や髪質に合わないシャンプーやコンディショナーを使っている場合も、トラブルを引き起こすことがあります。
美容師が教える!「ベタつき髪」を解消する対処法
原因が分かったところで、具体的な対処法を見ていきましょう。今日から実践できることばかりですよ!
1. 正しいシャンプーの仕方を見直す
髪のベタつき改善の第一歩は、毎日のシャンプー方法です。
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シャンプー前の予洗い(ブラッシング&お湯洗い):
シャンプー前に、まずは軽くブラッシングをして髪の絡まりやホコリを取り除きます。その後、38℃くらいのぬるま湯で、髪と頭皮を2〜3分かけてしっかりと予洗いしましょう。これだけで、汚れの7〜8割が落ちると言われています。
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シャンプーはしっかり泡立てる:
シャンプー剤を手のひらで軽く泡立ててから、頭皮に乗せましょう。泡立てネットを使うのもおすすめです。泡で頭皮を優しくマッサージするように洗うのがポイントです。
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頭皮を「優しく」「しっかり」洗う:
指の腹を使って、頭皮全体を揉み込むように洗います。ゴシゴシこするのではなく、頭皮を動かすイメージで。特に皮脂が出やすい生え際、耳の後ろ、つむじ周りは丁寧に洗いましょう。
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徹底的にすすぐ!:
シャンプーやコンディショナーのすすぎは、時間をかけて丁寧に行いましょう。「もういいかな?」と思ってから、さらに1分ほど流し続けるくらいの意識が大切です。シャンプーが残ると、かゆみやベタつきの原因になります。
2. シャンプー剤を見直す
洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで取り除き、かえって皮脂の過剰分泌を招くことがあります。
- アミノ酸系シャンプーを選ぶ: 頭皮に優しく、必要な潤いを残しながら洗えるアミノ酸系シャンプーがおすすめです。パッケージの成分表示で「ココイル~」「ラウロイル~」と表示されているものが多いです。
- 「スカルプケア」用を試す: 頭皮環境の改善に特化したスカルプケア用のシャンプーも、ベタつき対策に有効です。
3. 正しいドライヤーの使い方
髪を洗った後は、すぐにドライヤーで根元からしっかりと乾かしましょう。
- タオルドライをしっかり: ドライヤーの時間を短縮するためにも、入浴後はタオルで髪と頭皮の水分をしっかり拭き取ります。ゴシゴシ擦らず、タオルで優しく挟むように水分を吸い取りましょう。
- 根元から乾かす: ドライヤーの温風は、まず頭皮と髪の根元に当てて、しっかり乾かします。特にベタつきやすい頭頂部や、髪が密集している部分は念入りに。毛先は最後に軽く乾かす程度でOKです。
- 冷風も活用: 仕上げに冷風を当てることで、キューティクルが引き締まり、髪にツヤが出てサラサラに仕上がります。
4. アウトバストリートメントやスタイリング剤の使用量に注意
- つけすぎは禁物です。製品に記載されている適量を守りましょう。
- 特に頭皮や髪の根元には直接つけず、毛先を中心に少量ずつ伸ばして使用するのがポイントです。
5. 食生活と生活習慣の改善
根本的な解決には、内側からのケアも大切です。
- バランスの取れた食事: 脂質の多い食事を控え、ビタミンB群や食物繊維を積極的に摂りましょう。
- 十分な睡眠: 睡眠不足は皮脂分泌を促します。質の良い睡眠を心がけましょう。
- ストレス解消: ストレスも皮脂分泌に影響します。適度な運動や趣味などで、ストレスを上手に発散しましょう。
緊急時におすすめ!応急処置アイテム
どうしても髪がベタついてしまう時のために、持っておくと便利なアイテムもご紹介します。
- ドライシャンプー: 水なしで使えるスプレータイプのシャンプーです。頭皮にシュッと吹きかけるだけで、余分な皮脂を吸収し、サラサラ感が復活します。
- ベビーパウダー: 少量を手のひらに取り、ベタつきが気になる部分の根元にポンポンと馴染ませると、皮脂を吸着してくれます。つけすぎには注意しましょう。
まとめ:日々の小さな積み重ねが、サラサラ髪への近道!
髪のベタつきは、多くの人が抱える悩みですが、正しい知識と日々の丁寧なケアで確実に改善できます。シャンプーの方法や使う製品、さらには生活習慣を見直すことで、頭皮環境が整い、健やかでサラサラな髪を取り戻すことができるでしょう。
「洗ってもベタつく」と諦めずに、ぜひ今回ご紹介した美容師のアドバイスを参考に、今日から実践してみてください。きっと、あなたの髪は生まれ変わったように快適になるはずです!