両家顔合わせ食事会、これで安心!当日の流れから場所・服装選びまで徹底解説
ご結婚が決まり、いよいよご両家が初めて顔を合わせる「顔合わせ食事会」。これから家族となる大切な一歩を踏み出すこの機会に、「どんな場所を選べばいいの?」「当日はどう進めたらいいの?」「服装は何を着ていけばいい?」など、不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
でも、ご安心ください!今回は、顔合わせ食事会の成功に向けて、準備から当日までの流れ、場所や服装選びのポイント、そして大切な心構えまで、分かりやすく丁寧に解説します。これを読めば、きっと安心して当日を迎えられますよ。
顔合わせ食事会とは?何のためにするの?
顔合わせ食事会は、結婚するお二人と、それぞれの家族が初めて顔を合わせ、お互いの親睦を深めることを目的とした会です。結納のように形式張った儀式ではなく、食事をしながら和やかに会話をすることで、今後の良好な関係を築くための大切な機会となります。
主な目的は以下の通りです。
家族紹介: お互いの家族が自己紹介し、顔と名前を覚える。
親睦を深める: 食事をしながら会話を楽しみ、お互いの人柄を知る。
結婚の意思確認: 両家が揃って結婚を承認し、今後の準備を進める。
顔合わせ食事会の準備:誰が、いつ、何を決める?
成功のカギは事前の準備にあります。お二人でしっかり話し合い、ご両親の意見も聞きながら進めましょう。
1. 誰が主催する?費用は誰が負担する?
主催: 基本的には、結婚するお二人が主催者となります。ご両親を招待する形が一般的です。
費用負担: 最も多いのは、お二人で全額負担するか、両家で折半するケースです。ご両親が負担を申し出てくださる場合もありますが、基本はお二人で計画を立てましょう。事前に双方のご両親に相談し、了解を得ておくとスムーズです。
2. 開催時期はいつ頃が良い?
婚約が決まってから、両家の親御様にご挨拶を済ませた後、そして結婚式の約6ヶ月〜1年前に行うのが一般的です。結婚式の準備が本格化する前に済ませておくと、気持ちに余裕が持てます。
3. 場所選びのポイント
顔合わせ食事会の会場は、会の雰囲気を大きく左右します。以下の点を考慮して選びましょう。
アクセスの良さ: 両家が集まりやすい、中間地点や交通の便が良い場所を選びましょう。
雰囲気: 落ち着いて会話ができる個室のあるお店がおすすめです。料亭、レストラン、ホテル内のレストランなどが人気です。格式ばりすぎず、リラックスできる空間を選びましょう。
料理のジャンル: 和食、洋食など、両家のご両親の好みやアレルギーを事前に確認し、幅広い年齢層に喜ばれるジャンルを選びましょう。
予算: 事前に決めた予算内で収まるお店を選びます。コース料理を選ぶと、追加注文の手間がなくスムーズです。
4. 服装選びのポイント
顔合わせの服装は、清潔感があり、両家で格を合わせることが大切です。事前に「どんな服装にするか」をお互いの親御様にも伝えておくと安心です。
男性: スーツ(ダークカラー)、ジャケット+スラックスなどが一般的です。ネクタイは着用するとよりフォーマル感が出ます。
女性: ワンピース、アンサンブル、スーツなどがおすすめです。上品で控えめな色合いを選び、露出は控えめにしましょう。
ご両親: お子様に合わせ、服装の格を統一していただくよう事前に相談しておきましょう。
顔合わせ食事会当日の流れ(進行例)
当日は、お二人で協力して会をスムーズに進行しましょう。簡単な「しおり」などを用意すると、より丁寧な印象になります。
集合・着席
予約時間の10分前にはお店に到着し、お二人でご両親をお迎えしましょう。席順は、入り口から遠い席に新郎新婦のご両親、お二人は入り口に近い席に座るのが一般的です。
開会の挨拶
主催者である新郎(または新婦)から、ご両親や集まってくださったことへの感謝の気持ちを込めて挨拶をします。
例:「本日はお忙しい中、両家顔合わせの席にお集まりいただき、誠にありがとうございます。〇〇さん(新婦)と私(新郎)の結婚にあたり、両家の親睦を深めたいと思い、ささやかではございますが、このような席を設けさせていただきました。」
両家紹介
新郎側から新婦側へ、新婦側から新郎側へ、それぞれ自己紹介をします。事前にプロフィールをまとめた「しおり」を配ると、会話のきっかけにもなります。
例:新郎「私の父、〇〇と、母、△△でございます。」→両親が自己紹介
食事・歓談
食事が運ばれてきたら、乾杯の音頭を取ります。その後は、和やかな雰囲気で会話を楽しみましょう。
会話のきっかけ: 相手の家族の趣味や出身地、旅行の話など、当たり障りのない話題から入るとスムーズです。
話題のNG例: 政治、宗教、お金の話、他人の悪口、身内の病気の話など。
記念品贈呈(必要な場合)
婚約記念品(婚約指輪など)のお披露目や、家族への記念品の贈呈などを行う場合はこのタイミングで。
閉会の挨拶
食事の終わり頃に、新郎(または新婦)から締めの挨拶をします。
例:「本日は短い時間ではございましたが、両家にとって大変有意義な時間となりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
お開き
お見送りをして、無事に終了です。
顔合わせ食事会を成功させるための心構え
主役はお二人とご両親:
形式張るのではなく、両家がリラックスして楽しめるような雰囲気作りを心がけましょう。主役は、これから家族になるお二人と、そのご両親です。
事前に役割分担をしておく:
どちらが挨拶をするか、会計はどちらがまとめるかなど、事前に役割分担をしておくとスムーズです。
ご両親への事前の情報共有:
相手のご家族の簡単なプロフィール(名前、職業、趣味など)や、話してほしくないこと(デリケートな話題など)があれば、事前にご自身の親御様に伝えておくと安心です。
感謝の気持ちを伝える:
何よりも大切なのは、ご両親への感謝の気持ちです。来てくださったこと、結婚を認めてくださったことへの感謝を伝えましょう。
まとめ:心温まる顔合わせ食事会で、素敵なスタートを!
顔合わせ食事会は、ご結婚への第一歩であり、両家が家族となるための大切な機会です。事前の準備と、お相手やご両親への感謝と思いやりの気持ちがあれば、きっと素敵な時間になるはずです。
主催はお二人、費用負担も相談して。
場所はアクセスと雰囲気を重視した個室を。
服装は清潔感と格を合わせるのが基本。
当日はお二人で協力し、感謝の気持ちを忘れずに。
この記事が、皆さんの顔合わせ食事会を成功させるための一助となれば幸いです。お二人の新しい門出を、心から応援しています!