【例文付き】親への結婚挨拶はこれでOK！当日の流れと成功の秘訣
結婚を意識し始めたら、次に待っているのがお互いの親御さんへの「結婚の挨拶」ですよね。人生の中でも特に緊張する場面の一つですが、ここを乗り越えれば結婚への道が大きく開けます。
「どんな準備をすればいいの？」「当日はどんな流れで進むんだろう？」「どんな言葉を伝えれば喜んでもらえるかな？」
初めてのことで不安な気持ちでいっぱいの方もいるかもしれません。この記事では、親御さんへの結婚挨拶を成功させるための事前準備から、当日の具体的な流れ、好印象を与える言葉遣いの例文、そして押さえておきたいマナーや注意点まで、徹底的に解説します。これさえ読めば、自信を持って挨拶に臨めるはず！お二人の新しい門出を、最高の形でスタートさせましょう。
結婚挨拶、なぜ大切なの？
結婚挨拶は、単に「結婚します」と報告する場ではありません。
誠意を伝える場: 結婚相手として、ご自身の覚悟と誠意を親御さんに示す大切な機会です。
信頼関係を築く第一歩: 今後、親族として長くお付き合いしていくことになるお相手の親御さんとの信頼関係を築く最初のステップです。
結婚の許しを得る場: 親御さんからの正式な承諾を得ることで、胸を張って結婚準備を進めることができます。
この挨拶がうまくいくかどうかで、その後の結婚準備や、両家間の関係性が大きく変わることもあります。しっかり準備して臨みましょう。
結婚挨拶前の事前準備：抜かりなく進めよう！
挨拶当日をスムーズに進めるためには、事前の準備が何よりも重要です。
1. お互いの親御さんの情報を共有する
まずは、パートナーと協力して、お互いの親御さんの情報を詳しく共有しておきましょう。
家族構成と関係性: 誰が同居しているか、きょうだいはいるか、親戚付き合いはどうかなど。
性格や趣味、嗜好: 話しやすい話題や避けるべき話題、好き嫌いなどを把握しておくと、会話のきっかけになります。
仕事や健康状態: 親御さんの状況を理解しておくことで、配慮のある言動ができます。
結婚に関する考え方: 結婚に対する価値観、年齢差や遠距離に対する考え方などを聞いておきましょう。
NGワードやタブー: 政治や宗教、過度な自慢話など、避けるべき話題があれば確認しておきましょう。
2. 訪問日時と場所を決める
親御さんの都合を最優先に考え、早めに日程調整を行いましょう。
日時: 基本は午前中、食事時は避けるのがマナーです。ランチや夕食に誘われた場合は、それに合わせましょう。休日の午前中が一般的です。
場所: 親御さんのご自宅に伺うのが基本です。遠方の場合は、中間地点のホテルや料亭を提案するケースもありますが、まずはご自宅訪問を打診しましょう。
3. 服装を準備する
清潔感があり、誠実な印象を与える服装を心がけましょう。
男性: スーツが基本です。ネクタイも着用し、清潔感のある靴を選びましょう。
女性: ワンピースやアンサンブルなど、上品で控えめな服装が好ましいです。スカート丈は膝丈程度にし、派手なアクセサリーや露出の多い服装は避けましょう。
共通: 派手なメイクや髪型は避け、爪や靴など細かい部分まで清潔感を保ちましょう。
4. 手土産を準備する
親御さんが喜ぶような、気の利いた手土産を選びましょう。
相場: 3,000円〜5,000円程度が一般的です。
品物: 相手の親御さんの好みが分かれば、それに合わせたものを選びましょう。
定番: 日持ちする個包装のお菓子（羊羹、カステラ、クッキーなど）、地元の銘菓、高級タオルセットなど。
避けるべきもの: 相手の地元名産品（「わざわざ」感が薄れる）、重すぎるもの、好き嫌いが分かれるもの、賞味期限が短いもの。
渡し方: 玄関で渡すのは避け、部屋に通されて挨拶を済ませた後、「心ばかりですが…」と一言添えて渡しましょう。紙袋から出して渡すのがマナーです。
5. 話す内容や流れをシミュレーションする
何を話すか、どんな流れで進めるかを事前にシミュレーションしておくと安心です。
挨拶の言葉: 「本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます」など。
自己紹介: 自分の名前、仕事、趣味など簡潔に。
交際報告: いつからお付き合いしているか、結婚を意識したきっかけなど。
結婚の意思表示: 最も大切な部分。ストレートかつ誠意を込めて伝えましょう。
今後の生活への展望: 結婚後の二人の生活について前向きな姿勢を見せる。
結びの言葉: 「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」など。
タブーな話題を避ける: 年齢、給与、政治、宗教などは避けるのが無難です。
結婚挨拶当日の流れと具体的な例文
当日の流れを把握し、例文を参考にしながら、心の準備をしましょう。
1. 訪問時：玄関での挨拶
到着時間: 約束の5分前〜ちょうどくらいに到着するのがベスト。早すぎても迷惑になります。
玄関での声かけ:
「こんにちは。〇〇と申します。本日はお忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます。」
（彼女・彼氏に対して）「〇〇さん、本日はお邪魔させていただきます。」
靴の脱ぎ方: つま先を玄関の方に向けて脱ぎ、揃えて上がります。
2. 部屋に通されてからの挨拶と手土産
部屋に通されたら、下座に座り、あらためて挨拶をします。
座ってからの挨拶:
「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
「〇〇（相手の名前）さんと、結婚を前提にお付き合いさせていただいております、〇〇（自分の名前）と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
手土産を渡す:
「心ばかりですが、よろしければ皆様で召し上がってください。」
（相手の親御さんの好みが分かれば）「〇〇様（親御さんの名前）がお好きだと伺いましたので、〇〇（品物名）をご用意いたしました。」
3. 会話：和やかな雰囲気作りを心がける
最初は緊張するかもしれませんが、親御さんの質問に答えたり、共通の話題を見つけたりして、和やかな雰囲気作りを心がけましょう。
親御さんの話を聞く: 質問されたことには丁寧に答え、親御さんの話にも耳を傾けましょう。
相手を褒める: 「〇〇さん（パートナー）がいつもお父様（お母様）のことを尊敬していると話していました」など、パートナーを通して親御さんを褒めるのも良いでしょう。
共通の話題を探す: 趣味や旅行、地元の話など、共通点があれば積極的に話しましょう。
4. 結婚の意思を伝える：最も大切な瞬間！
会話が弾み、場の雰囲気が和んできた頃合いを見計らって、パートナーと目を合わせ、結婚の意思をストレートに伝えましょう。この時が一番の勝負です。
男性から女性の親御さんへ:
「本日は、〇〇さん（彼女）と結婚させて頂きたく、ご挨拶に伺いました。〇〇さんを一生涯大切にし、必ず幸せにしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
「至らない点も多々あるかと思いますが、〇〇さんを必ず幸せにいたしますので、どうか結婚をお許しください。」
女性から男性の親御さんへ:
「本日は、〇〇さん（彼氏）と結婚させて頂きたく、ご挨拶に伺いました。まだまだ未熟な私ですが、〇〇さんを温かく支え、明るい家庭を築いていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。」
「〇〇さんとは、今後も協力し合い、力を合わせて参りますので、お許しいただけると幸いです。」
5. 親御さんからの言葉と返事
親御さんから承諾の言葉を頂けたら、感謝の気持ちを伝えましょう。
承諾の言葉への返事:
「ありがとうございます。皆様に認めていただき、大変嬉しく思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。」
「このお許しを無駄にしないよう、二人で力を合わせ、幸せな家庭を築いていきます。」
承諾を得られない場合:
万が一、すぐに承諾が得られない場合は、焦らず、理由を伺いましょう。
「本日は貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。改めて二人でよく話し合い、また改めてご挨拶に伺わせていただきます。」と誠実に対応しましょう。
6. 退室時：感謝を伝えて帰路へ
帰る前の挨拶:
「本日は、大変お世話になりました。温かくお迎えいただき、誠にありがとうございます。」
「今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。」
手土産のお礼: 「手土産までいただき、恐縮です。」（もし親御さんから何か頂いた場合）
玄関での挨拶: 丁寧に頭を下げ、靴を揃えて帰りましょう。
結婚挨拶成功の秘訣と注意点
当日だけでなく、挨拶後のフォローも重要です。
パートナーと協力する: 一人ですべてを抱え込まず、パートナーと相談し、協力して準備を進めましょう。
誠実な姿勢を見せる: 小手先のテクニックよりも、相手の親御さんへの敬意と、パートナーへの深い愛情が伝わる誠実な姿勢が何よりも大切です。
相手の親御さんを「名前＋様」で呼ぶ: 「お父さん」「お母さん」と呼ぶのは、親しくなってからにしましょう。
笑顔とアイコンタクト: 緊張していても、笑顔を忘れず、相手の目を見て話しましょう。
長居しすぎない: 最初の挨拶は1時間半〜2時間程度を目安に、親御さんの負担にならないよう配慮しましょう。
挨拶後のフォロー:
当日中にお礼の連絡: 帰宅後、当日中にはお礼の電話やメッセージを入れましょう。「先日は大変お世話になりました。無事帰宅いたしました。」など。
後日改めてお礼状を送る: 手書きのお礼状を送ると、より丁寧な印象を与えられます。
まとめ：心を込めて、最高の一日を迎えよう
親御さんへの結婚挨拶は、お二人の結婚生活の始まりを彩る、とても大切なイベントです。事前の準備をしっかり行い、当日は誠実な態度と感謝の気持ちを持って臨めば、きっと親御さんも温かく迎え入れてくれるはずです。
緊張はつきものですが、それはあなたが真剣に向き合っている証拠。この大切な一歩を踏み出すことで、お二人の絆はさらに深まり、幸せな未来へと繋がっていくでしょう。
頑張ってください！お二人の新しい門出を心から応援しています。