婚姻届を書き損じても大丈夫!正しい訂正方法と失敗しないための全知識
「よし!いよいよ婚姻届を書こう!」と意気込んでペンを握ったものの、書き方を間違えてしまった…なんてこと、よくありますよね。
「せっかく書いたのに、もう書き直しかな…」「このまま出して受理されるの?」と不安になっている方もいるかもしれません。でも、安心してください!婚姻届は書き損じても、正しい訂正方法さえ知っていれば、慌てる必要はありません。
この記事では、婚姻届を間違えたときの正しい直し方を、初心者でもわかりやすいように解説します。いざというときのために、ぜひ知っておきましょう。
基本の訂正方法:絶対にこれだけは守って!
婚姻届の訂正方法には、厳格なルールがあります。まずは、これだけは絶対にやってはいけないことと、正しい手順を覚えましょう。
絶対にNGな訂正方法
修正テープや修正液を使う: 公的書類であるため、一切使用できません。
二重線だけを引く: 二重線だけでは訂正と認められません。
正しい訂正方法
間違えた箇所に二重線
間違えた文字や数字の上に、定規を使ってきれいに二重線を引きます。
二重線の上に訂正印
二重線を引いた上から、届出人の訂正印(署名欄に押した印鑑と同じもの)を押します。
近くの空欄に正しい文字を記入
二重線や訂正印の近くにある空いているスペースに、正しい内容を記入します。
【ケース別】よくある書き損じと訂正のポイント
氏名や住所など、項目別に訂正箇所の注意点を見ていきましょう。
氏名や生年月日を間違えた場合
婚姻届の氏名や生年月日は、特に重要な項目です。二重線と訂正印を使い、正しく書き直しましょう。
本籍地や住所を間違えた場合
本籍地や現住所の訂正も同様です。市町村名や番地などを間違えたら、基本の訂正方法に従って修正します。
証人欄を間違えた場合
証人欄を書き損じた場合は、届出人ではなく、証人本人の訂正印が必要になります。証人の方に直接訂正してもらいましょう。
その他、特殊なケース
消せるボールペンで書いてしまった: 消せるボールペンは、熱や摩擦でインクが消えてしまうため、公的書類には使用できません。もし使ってしまった場合は、婚姻届を書き直しましょう。
鉛筆で書いてしまった: 鉛筆で書いた箇所は、ボールペンで上からなぞるか、新しい婚姻届に書き直します。
提出がよりスムーズに!「捨印」の活用法
婚姻届の欄外に押す捨印は、軽微な書き間違いがあったときに役立つ魔法のハンコです。
捨印を押しておけば、後日、役所の担当者が軽微な修正(例:住所の記載ミスなど)を代わりに訂正してくれます。わざわざ役所へ出向いて訂正印を押す手間が省けるので、婚姻届の欄外に、夫と妻それぞれのハンコを押しておくことをお勧めします。
ただし、氏名や生年月日といった重要な項目は、捨印では訂正できません。必ず自分で訂正印を押して直しましょう。
まとめ
婚姻届を書き損じてしまっても、修正テープや修正液を使わずに、正しい訂正方法を知っていれば大丈夫です。
二重線と訂正印、そして捨印の知識があれば、安心して婚姻届を提出できます。
万が一のために、役所の窓口やホームページから予備の婚姻届を数枚もらっておくのも良いでしょう。
二人で協力して、素敵な思い出を作ってくださいね。