結婚・離婚・養子縁組…氏名変更の手続きガイド!銀行口座・クレジットカードの正しい手順
結婚や離婚、養子縁組などで姓(苗字)が変わった時、「手続きが面倒そう…」と後回しにしていませんか?
特に銀行口座やクレジットカードは、日常生活に欠かせない重要なものです。氏名変更の手続きを怠ると、ATMでの振込ができなかったり、新しいカードが届かなかったりと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
今回は、氏名変更が必要な金融機関の手続きについて、スムーズに進めるための手順や必要なものを詳しく解説します。
なぜ、氏名変更手続きが必要なの?
銀行口座やクレジットカードの名義を新しい氏名に変更することは、不正利用を防ぎ、あなたの資産を守る上で非常に重要です。
例えば、旧姓のままにしておくと、新しい姓の運転免許証など、本人確認書類と名義が一致しないため、窓口での手続きができなくなります。また、クレジットカードの名義が違うと、オンラインショッピングでの本人認証(3Dセキュアなど)が通らず、決済ができないといった問題も起こり得ます。
銀行口座の氏名変更手続き
銀行の氏名変更は、ほとんどの場合、店頭窓口での手続きが必要です。
手続きの流れ
必要書類の準備:
銀行の届出印: 旧姓で使っていた印鑑
通帳・キャッシュカード: 変更したい口座のもの
氏名変更が確認できる書類: 戸籍謄本、戸籍抄本など(発行から6ヶ月以内など、有効期限があるので注意)
本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカードなど
窓口での手続き: 準備した書類を持って、銀行の窓口へ行きます。所定の用紙に必要事項を記入し、提出します。
手続き完了: 新しい氏名での通帳やキャッシュカードは、その場で発行される場合と、後日郵送される場合があります。印鑑も新しいものに変更するかどうか、確認しておきましょう。
ワンポイントアドバイス: 多くの銀行は、インターネットバンキングやアプリでは氏名変更ができません。来店前に、必要な書類や手続き方法を公式サイトで確認するか、電話で問い合わせておくとスムーズです。
クレジットカードの氏名変更手続き
クレジットカードは、銀行とは異なり、郵送やウェブサイト上での手続きが可能な場合が多いです。
手続きの流れ
カード会社のウェブサイトで確認: 氏名変更専用のウェブページや、手続きの案内ページを探します。
専用書類の取り寄せ: ウェブサイトから氏名変更届をダウンロードするか、カード会社に電話して郵送してもらいます。
必要書類の準備:
氏名変更届: 必要事項を記入
本人確認書類のコピー: 新しい氏名が記載された運転免許証、マイナンバーカードなどのコピー
書類の返送: 記入済みの氏名変更届と必要書類のコピーを、カード会社が指定する方法で郵送します。
新しいカードの受け取り: 手続きが完了すると、新しい氏名のクレジットカードが自宅に郵送されてきます。この際、旧カードははさみで切るなどして破棄します。
ワンポイントアドバイス: カードによっては、氏名変更と同時に有効期限やカード番号が変わることがあります。公共料金の支払いなど、旧カードで登録していたサービスがあれば、新しいカード番号への変更手続きも忘れずに行いましょう。
氏名変更手続きの注意点
氏名変更は「公的書類」から: 銀行やクレジットカードの氏名変更は、運転免許証やマイナンバーカードといった公的書類の氏名変更が完了してから行いましょう。
関連サービスも忘れずに: 銀行やクレジットカードの名義が変わると、それに紐づいている各種サービス(光熱費、携帯電話料金、保険料など)の引き落としや決済ができなくなる可能性があります。これらのサービスについても、忘れずに名義変更手続きを行うようにしましょう。
まとめ
氏名変更の手続きは、少し手間がかかりますが、あなたの個人情報と資産を守る上で非常に大切な作業です。
今回ご紹介した手順を参考に、一つずつ着実に進めていけば、スムーズに手続きを完了させることができます。面倒だと感じるかもしれませんが、早めの対応を心がけて、安心して新しい生活をスタートさせてください。