結納金の相場はいくら?渡し方から品物まで完全ガイド
「結納金って、一体いくらくらい用意すればいいんだろう?」
「結納金の渡し方って、何かマナーがあるのかな…」
結婚が決まり、いざ結納や顔合わせの準備を進めようとすると、結納金について様々な疑問が湧いてきますよね。結納金は、単なるお金ではなく、これから家族になる相手への「誠意」と「気持ち」を表す大切なものです。
この記事では、結納金の相場から、渡し方のマナー、結納品の選び方までを分かりやすく解説します。
【相場編】結納金の一般的な金額と決め方
結納金の金額は、地域や家庭の考え方によって様々ですが、一般的な相場や決め方を知っておくと安心です。
1. 相場は100万円が目安
結納金の相場は、100万円が一般的です。これは「100万円=一区切り」という意味合いや、「キリの良い数字」として選ばれることが多いからです。また、縁起を担いで「50万円」「70万円」など、奇数の金額を選ぶ家庭もあります。
2. 両家で話し合って決める
結納金の金額は、新郎側の親から新婦側の親へ贈られるものです。しかし、結納金の有無や金額は、両家で事前にしっかりと話し合って決めることが最も重要です。後になって「聞いていなかった」とならないよう、率直な意見を交換しましょう。
3. 結納金を使わない選択肢
最近では、結納金なしで簡略化するカップルも増えています。その場合、結納金の代わりに婚約指輪などの婚約記念品を贈り合うこともあります。結納金にこだわらず、お互いの価値観や状況に合わせて、最適な選択をすることが大切です。
【渡し方編】失礼のないスマートな渡し方
結納金は、新札を用意し、正式な「結納金袋」に入れて渡すのがマナーです。
1. 現金は新札で用意する
お祝い事なので、銀行で新札に両替しておきましょう。しわくちゃのお札や、古いお札を渡すのはマナー違反とされます。
2. 結納金袋の選び方と書き方
市販の結納金袋には、すでに「御結納金」と書かれているものが多くあります。自分で表書きを書く場合は、筆ペンを使い、表面に「御結納金」、裏面に住所と名前を書きます。
3. 渡すタイミングとマナー
結納金は、結納式の流れの中で、正式な挨拶を交わした後に渡します。略式結納の場合でも、挨拶の言葉を添え、丁寧に差し出すことが大切です。
【品物編】結納品を選ぶ際のポイント
結納品とは、結納金と合わせて贈られる縁起の良い品々のことです。
1. 伝統的な結納品と現代的な品物
伝統的な結納品には、「末広(扇子)」「子生婦(昆布)」など、それぞれ縁起の良い意味が込められています。現代では、これらを簡略化し、婚約指輪や時計などの婚約記念品を結納品とすることも増えています。
2. 両家の意向を尊重する
結納品も、結納金と同様に両家で事前に相談して決めましょう。相手の両親の考え方や地域の習慣を尊重することが大切です。
まとめ:心とマナーを込めた準備を
結納金や結納品は、あくまで両家の婚約を祝うための手段です。一番大切なのは、お互いの気持ちを尊重し、今後の両家の関係を良好に築いていくことです。
この記事でご紹介した相場や渡し方を参考に、心とマナーを込めた結納の準備を進めてください。