知っておこう!トランポリンで起こりがちな怪我と応急処置
「トランポリンって楽しそうだけど、怪我をしないか心配…」
「もし怪我をしてしまったら、どうすればいいの?」
自宅で気軽にできる運動として人気のトランポリンですが、跳ねるという特性上、怪我のリスクもゼロではありません。特に、小さなお子さんがいるご家庭では、安全対策についてしっかり知っておきたいですよね。
今回は、トランポリンで起こりがちな怪我の種類と、万が一の時に役立つ応急処置について解説します。
トランポリンで起こりがちな怪我の種類
トランポリンで怪我をする主な原因は、着地の失敗や転倒です。特に、以下のような怪我が多いとされています。
捻挫(ねんざ):
着地の際に足首をひねってしまい、じん帯や腱(けん)を痛めてしまう怪我です。捻挫は、関節が腫れたり、痛みで動かせなくなったりします。
打撲(だぼく):
トランポリンのフレームや床にぶつかってしまうと、打撲を負うことがあります。患部が内出血を起こして青黒くなったり、腫れたりするのが特徴です。
骨折(こっせつ):
着地の失敗で、足や手首に大きな衝撃が加わると、骨折してしまうことがあります。特に、複数人で同時に跳ぶと、着地のリズムがずれて骨折のリスクが高まります。
万が一の時に役立つ応急処置「RICE処置」
怪我をしてしまった時に、すぐに病院に行けない場合や、応急手当をする際に役立つのが**「RICE(ライス)処置」**です。これは、捻挫や打撲などの怪我に対して広く用いられる基本的な応急処置です。
RICE処置の手順
R(Rest/安静):
まずは、怪我をした部位を動かさず、安静にさせます。無理に動かすと、症状が悪化する可能性があります。
I(Ice/冷却):
患部を冷やすことで、炎症や腫れを抑え、痛みを和らげます。氷を入れたビニール袋や保冷剤などをタオルで包み、患部に当てて冷やしましょう。
C(Compression/圧迫):
腫れが広がらないように、患部を包帯やテーピングで圧迫します。ただし、強く締めすぎると血行が悪くなるので、適度な力加減で行いましょう。
E(Elevation/挙上):
患部を心臓よりも高い位置に持ち上げます。これにより、血流を抑え、腫れを最小限に抑えることができます。
怪我を未然に防ぐためのポイント
周りに障害物がないか確認:
トランポリンの周囲に家具や壁がないか確認しましょう。
一人ずつ跳ぶ:
特に小さなお子さんの場合、複数人で跳ぶと着地のタイミングがずれて危険です。
ネットや手すり付きを選ぶ:
バランスを崩しても転倒しないように、セーフティネットや手すり付きのトランポリンを選ぶのもおすすめです。
まとめ
トランポリンは楽しくて手軽な運動ですが、安全に楽しむためには、怪我のリスクを知り、万が一の時の応急処置を覚えておくことが大切です。
今回ご紹介したRICE処置を頭に入れて、安全にトランポリンでの運動を楽しんでくださいね。
それでも痛みや腫れがひどい場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。